るーちゃん、何てことしやがる!と思うも気持ちのぶつけどころの無い5歳の夜。 [映画]
※ファンヒーターの件、解決しました(笑)>ALL
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初雪も降ったし、いよいよもって冬本番というところです・・・。
(↓スポーツ用品。)
じゃあ、るーちゃん。俺風呂入って寝るからさ。ネット見すぎでまた夜更かしすんなよ。
『わかってますって。んじゃお休みぃ~♪』
SE:フスマを閉める音。そして足音も遠ざかる・・・。
『レッツ夜更かし~。』
『♪~』(SE:マウスのクリック音。)
『・・・?』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051117-00000034-sph-ent
手塚漫画「どろろ」妻夫木&柴咲で実写映画化
日本発「ロード・オブ・ザ・リング」
漫画家の故手塚治虫さんの最高傑作ともいわれる漫画「どろろ」が、
俳優の妻夫木聡(24)、女優の柴咲コウ(24)主演で実写映画化されることが16日、分かった。
タイトルは「どろろ DORORO」で、
【中略】
04年にTBS系「オレンジデイズ」で感動的な恋愛物語を演じた
妻夫木聡と柴咲コウが本格アクション満載のロードムービーに挑む。
【中略】
原作では、どろろは小さな女の子だが、
「百鬼丸とどろろの関係性をよりスリリングなものにしたい」
という製作サイドの意向で24歳の柴咲をキャスティング。
時代も原作の日本の戦国時代から変更、特に定めない方針という。
【中略】
撮影は来年1月~4月、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズが
ロケされたニュージーランドを中心に行われる。
平野隆プロデューサーは「日本発、アジア版の『ロード―』を目指したい」と鼻息を荒くしている。
【以下略】
(スポーツ報知) - 11月17日9時40分更新 (Yahooニュース記事より抜粋)
SE:ガラッ!!(いきなりフスマを開ける音。)
夜更かししてる子はいねがぁ!!・・・おっ、今日は早寝じゃないの。感心感心。
『・・・ふんだ。』
( ※ Winter Version )
『・・・よっこらしょっ、と。』
SE:~♪(タイマー設定の電子音)
『ああ危なかった。ウインターふて寝は気をつけないといけないですねえ。・・』
おっ、自分で気が付いたか。偉い偉い。・・・では、思う存分おフテ寝あれかし。
『らじゃー♪』
るーちゃん、ちょいとびっくりする目に遭う。 [映画]
と、いうわけで岩手の片隅で2ヶ月ちかく遅れてお祭りレビューを考えているわけですが、いやあ期を逸したせいか記事の書けないこと・・・。
おーい、共同執筆者。聞いてんの?・・・るーちゃんってばさ!
『ああ、「あぶデカ」はやっぱり面白かったなあ。うっとり・・・。』
http://www.abudeka.jp/
うっとりしてんじゃありません。君ねえ、こないだからあれほど一緒に記事を考えてくれって言ってるでしょが。
『うーん、そう言われましても、何しろかえるは飽きっぽいのが身上でございましてねぇ・・・あらま、ふと時計兼務の携帯を見たら、その日の気分による冬眠タイムが刻々と!』
こらこら!何だその気分で冬眠ってのは!!
『じゃね~♪僕は自然の摂理でおねむだから。あとはよしなに・・・。』
ほほう、そうかいそうかい。君がそーいう反抗的な態度を取るなら仕方ない。この手だけは使いたくなかったが・・・団長、たのんます。
SE:“~♪・・・”(「西部警察PARTⅡ」のテーマ。)
((C)石原プロモーション・画像掲示板より拾い画像)
SE:“チャキッ!!”(金属音とともに何やら遠方からほとばしる威圧感。)
『・・・“ちゃき”?』
「・・・。」
((C)石原プロモーション・画像掲示板より拾い画像)
わっはっはっは、大丈夫大丈夫!弾入れてもらってないから♪びっくりしたか?さすが石原プロ。殺気の出し方は只者ではないよねぇ。・・・じゃあ冷や汗もかき終わったことだし、一緒に仕事に戻ろうか心の友よ!
『・・・ちょっと君。あとで一緒に出るとこ出てほしいんだけどな。』
るーちゃん、映画「あの夏、タイムマシーンにのって」をご紹介する [映画]
『今回は少し長めの会話です。じっくりお付き合い頂ければ幸いです・・・。』
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『と、いうわけで「みちのく国際ミステリー映画祭」も無事終了しました。』
うん。なんとか参加できて良かったなぁ。買った前売り券も殆ど消化出来たし。
『参加にあたりわたくしごとの雨あられをかいくぐったもんね・・・。ここんとこが生活者の辛いところです。』
ビッグネームの来盛もあったし、なかなかしっかりと運営された映画祭でした。そういえばさ、開会式がテーブルに皆がフォーマルな服装で座っているパーチー形式だったね。そこにつんつるてんなカジュアル姿の僕(管理人)とまっぱの君(るーちゃん・かえる5歳)が紛れ込んでしまったという。
『それでも2人してしれっと飲んだ食べたしたでしょが。ところで、開会式の写真って撮ってOKだったのかなぁ?撮影禁止の指示、無かったよね。』
今それに気が付いたんだけど、写真がないとご説明しづらくてねえ。・・・大丈夫だとは思うんだがクレームが入ったらダッシュで謝ろう。なっ。
『がんば♪』
逃げんな共犯!・・・ところで、何本か映画を見たけど、るーちゃんはどの映画が一番心に残った?やっぱりあぶ刑事かい?
『港署の健闘も称えたいんだけど、一番印象に残ったのは前回ポスターでちらっとご紹介したこの映画でしたね。』
((C)「あのタイ」映画製作実行委員会)
http://plaza.rakuten.co.jp/timemachine2005/
『岩手県は宮古市の皆さんが企画開始から2年かけて、自力で作ってしまった劇映画です。』
へえ・・・。宮古の皆さんが自力で?地方ロケへの協力、とかいうのでなしに?
『そう。宮古青年会議所の有志の皆さんが中心になって企画を立ち上げて、映像や演技指導など県内の専門家の手を借りながら2時間弱の映画を地元の人の手で作ったんだよ。』
・・・おい、それはひょっとして凄い話じゃないのか?
『そう思います。けど、大多数の皆さんにはどう凄い事なのかは上手く伝わりづらいと思うんだよ。自主制作映画って、そんなに広く見られているわけではないだろうからね。』
そうだよなあ・・・自主映画って、完成させるまでの道のりが果てしなく険しいって事はなかなかお読みの皆さんには判らないかもね。「ちょっと皆で映画でも」と思ってゴゥしたが最後、不思議と試練が天からふりそそぐものだし。それゆえに途中で挫折する作品だって山ほどあるし。
『あれは不思議だよね。神様、そんなに俺がお嫌いか?っていうほど問題が後から後から続く・・・というのは巷でよく聞くお話です。』
それ知ってるだけに、自主映画で見て面白い作品を見つけると、すごく貴重だと思ってしまうよな。
『でも監督さんの感性で投げてくる変化球が多くて、なかなか真正面に向かって投げてくる直球のエンタテイメント映画は少ないような気がするよ。』
『特に、自主映画の作り手は学生さんをはじめとした若い人が多いせいか、どうしても頭でっかちに考えて何がしかを語ってしまう・・・という場合が多い。』
『もしくは旦那芸や内輪受けになる場合もあるね。』
・・・るーちゃん、それぜんぜん自主映画じゃないんだけど。
『比較対象は皆様にわかりやすくなくちゃあきまへん。』
・・・まあ、続けてみ。
『今回の宮古の映画は、ちゃんと真正面から直球を投げていたように思ったんだ。そして、それは少なからず成功しているんじゃないかな。』
『正直に言って、3日間で見たプログラムのうちで一番まっとうな、映画らしい映画を見た気持ちがした。』
へえ・・・どのへんを見てそう感じたの?
『作り手の真摯さ。そして出演の皆さん。 この2点。』
その「真摯さ」ってところから説明して欲しいな。
『うん。その前にこの映画のあらすじをご紹介したい。』
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<< あらすじ >>
主人公(黒石安雄)は4人家族。日々の会社生活に倦怠感を覚え始め自問自答する。
ある日、昔小学生の頃タイムカプセルを埋めたことを思い出し、
いつか仲間と掘り返す約束したことを思い出す。
当時を思い浮かべるだけで心が躍り、若返った気持ちで仲間を誘うが、
“このご時勢で…”という前置きで皆他人行儀。
そんな父の横顔を見る息子(雄太~小5)が、その話題に仲間を引き込み、
いつかそれを何とか探しに行きたい衝動に駆られる。
しかしその埋めた場所が定かでなく、雄太は学校を行き来し
父の若かりし頃を調べることで新たな手がかりを得て、自分の足でありかを探るが、
途中様々な出会いや困難に遭遇し、挫折しかける。
雄太の熱い思いを理解する仲間や遭遇する人の温かい声かけで、
断固とした決意でカプセル探しに邁進する。
そんなある日の夕暮れ、学校から帰ってくるはずの雄太と妹(佐緒里)が、
いつもの時間になっても帰ってこない。
母(菊枝)は心配になり仲間の子の家に電話したところ、その仲間の子も帰っていないという。
捜索願いを出そうか迷う一方で、安雄は記憶をたどりつつその手がかりを探る。
「まさかあいつら、タイムカプセルを探しに?…」
急いで仲間たちに連絡をしまくる…
「・・・そうだ!あの場所だ!きっとあいつらそれを探しにそこへ・・・」
その結果、声をかけた仲間たちが集まり、皆で目指した「あの場所」とは・・・
(※HPより転載させて頂きました)
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『・・・と、いうお話です。登場人物たちを通して自分の住む町をもういちど見つめる、というお話でもあるんだ。』
それは・・・失礼な言い方になるけれど・・・「地元の人だけが理解できる(共有できる)もの」になってしまってはいないの?
『ううん。全国どこの町にお住まいの方でも共感できると思う。だって、ここで語られているのは、全国共通の問題であるはずの今のコミュニティのあり方への危機感だもの。』
ほう。そりゃ痛いほど良くわかるテーマだね。
『面白いことに、同じテーマとモチーフを持った作品が、今回の映画祭のオフシアター部門でも何作か紹介されています。2本ともいい映画でした・・・。』
http://aff-aomori.com/blog/log/eid29.html
http://kos_project.at.infoseek.co.jp/
へえ、一緒なの?
『「大人と子供」、そして彼らが暮らす「コミュニティのありかた」をテーマにしたお話だったよ。モチーフも「ちえみちゃん~」は家族と東北(青森の弘前)、「五尺三寸」は子供達と廃バス・・・というように共通点があった。3本ともアプローチは全く違うけどね。』
どんな風に違うんだろうね。
『宮古の映画は親の視点、下の2点は子供の視点だと思うんだよ。』
ほう。
『それは、オフシアターの2本は演出も技術も素晴らしかったよ。けれど、そこで語られていたのは傷ついた子供の目線からの話なんだ。だから、子供が結構辛い目に遭うんだよ。』
それは作者の誠実さを感じるよ、るーちゃん。悪いことではないよ。過去にはこういう名作だってある。
あこがれ・大人は判ってくれない〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選1〕
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2004/12/15
- メディア: DVD
『うん。優れた映画なんだけど、「私は傷ついたの」という問題提起の時点で終わる事が出来るのは子供の目線の特権なんじゃないかな。』
『宮古チームは同じテーマでも「傷や世の中の歪みはわかった。じゃあ俺たちはどうすればいいんだ?」というような、問題提起から先に進もうとしている気持ちを感じたよ。・・・だからこの映画は、実際に親御さんである人が描いた作品だな、と思った。ストーリーの優しさも含めてね。』
なるほどな・・・。
『しかも、ちまちました作品を目指さず、自主でありながらもハッピーエンドかつ満腹感のあるエンタテイメント映画を作ろうとしたのだと思う。』
『伝えたいメッセージを踏まえたうえでちゃんとそういう王道の劇映画を目指して、そういう映画に仕上がったことは、これは評価しなくちゃいけないと思うんだよ。』
今、そういう立ち位置の映画って作るのが難しいよなあ。・・・何しろ宮崎駿がすんなり幸せなお話を描けない時代だもの。
『だからつってみんなでどんよりしてたら、良くなるものも良くなりゃしないやね。』
まあ、そりゃそうだ。
『多分これ、お話作りも時間が掛かっていると思うんだ。その上で、きちんと出演者をオーディションして演技も付けて、そして地元のロケーションを丁寧に選んで切り取って、コンテも考えて・・・これは、大変だった筈ですよ。』
あらすじを読む限り、とてもまっすぐなお話だね。・・・でも、失礼に当たるかもしれないと思いつつ書くけれど、まっすぐなゆえの「硬さ」のようなものもあったんじゃないのかい?
『でも、そういう部分は自主で作られた映画には必ずあるものだもの。プロではないから、いろいろな所が“でこぼこ”はしている。でも、それを超えて力のある映画だと思ったんだ。それに、作り手の皆さんが伝えようとした事はちゃんと伝わるよ。』
『自分達が伝えるべきメッセージを伝えた上で、きちんとドラマの葛藤を作って、それが演出と音楽の力で盛り上がって、きれいにラストカットで解決する。これ、実はなかなか難しいことなんだと思う。・・・映画らしさと感じたのは、ここが一番大きいんだよ。』
なるほどねぇ・・・二つ目は「役者さん」かい?
『うん。聞くところによれば、出演した殆どの人が市民オーディションでの参加だそうだよ。演技の初体験の人が多かったんじゃないかな。』
『だから、やっぱりプロの役者さんのようにはいかない。・・・けれど、この映画では出演者の人がプロの役者さんの芝居を越えてしまった場面があるんだ。』
本当かい?
『うん。信じられないけど、「役のまま素で」喋るような、演技と思えない瞬間が何度かある。リハーサルとリラックスの賜物だと思うんだけど。・・・それに、どんなに硬いお芝居でも、その人物の感情はきちんと伝わって来るよ。役の人生が伝わる、というかね。』
『出演したすべての人がとても丁寧に役を演じていると思ったな・・・。』
それはあれだなあ・・・なまじなプロの技術を持った人には、なかなか出来ない事なんじゃないだろうか。
『黒澤明が、偉い軍人さんたちを撮ろうとした時に「普通の地位ある社会人をつれて来まっしょい」と言ったって気持ちが判るよねぇ。』
『まあそんなこんなで、見終わっての満足度はとても高かった映画でした。』
そうかあ・・・見に行って良かったねぇ、るーちゃん。
『うん。見終わってレビューしなきゃ!と思ったのは久しぶりだもん。別に誰にも何もお願いされていないんだけどさ。』
そだね。こういう映画が、もっと沢山の人に見てもらえるといいのにな。
『うん。だけど、こういう何も極端な事は起こらないけれど、ちょっといい映画って、昔の邦画は結構あったように思うけどな。』
なんで少なくなっちゃったんだろうかね。
『わかんない。でも、「みんなが見たい映画」って、時々「大きな会社の人が売りたい映画」とは一致しない時があるんじゃないか・・・って感じる時がある。』
『だったら、じゃあ自力で見たい映画を作っちゃえってのも大いにアリだと思うよ。もちろん、それを「町おこし」に使うという事もね。』
ただしその時は、宮古の皆さんのようにじっくりと「映画」に向き合うって事は必要だろうね。なにしろまともに取り組めば1年2年は簡単に掛かってしまう事だと思うし。
『そういう意味でも、この宮古の皆さんの映画は全国の方にも面白いテストケースなんじゃないかと思う訳です。来たれキネ旬取材班!ってとこかな。』
僕に言われても困ります。・・・ところで、今週末から宮古のほうで上映会が始まるらしいね。
『うん。詳しくは下記サイトを御参照下さい。岩手県は宮古近辺にお住まいの方で、もしここをお読みの方がいらしたら、ぜひ大きな画面でご覧になって頂ければと思うな。』
http://plaza.rakuten.co.jp/timemachine2005/
うむ。そんなこんなで本日の押しかけレビューはこのへんでお開きにしようじゃないか。・・・最後になんかあるかい、るーちゃん?
『そうねえ・・・。』
『じゃあみちのくひとり旅の歌い残しの部分をね・・・。』
向こうでやってらっしゃい。
るーちゃん、手短にネタバレなく「あぶない刑事」新作について言及する [映画]
(※と、いうわけで今回もまたちょいとばかり話題が偏ります。ご容赦ください・・・。)
『そんなこんなで、われわれ行ってきました「みちのく国際ミステリー映画祭」。』
今日は時間がないからね・・・。手短にコレについてのみ語ろうか。どうだったね、るーちゃん。
http://www.abudeka.jp/
『そこはもう、ぼくが寝込んでいない事からお察し頂ければ♪』
うむ。結構良かったよな。
『というか、前の三本は一体何じゃらほいとしみじみ思います。』
・・・言い過ぎじゃないかね、君。僕は真ん中のは結構好きだぞ。
『でもまあ、あれだね。2005年は災害やら政変やら悪い事が大いにあったけど、諦めてかけていた映画版「あぶない刑事」が面白かったというミラコゥが起きたことで後世に記憶を・・・。』
されません。・・・まあ、この感想が僕らの思い入れ過多が原因だといけないからさ。後日もう一回見直して、それでも尚お勧めであれば、お読みの皆さんにもご紹介しようよ。何しろ、まだ公開前だしね。
『そうだね。間違えてオヨソの映画館入っちゃって、別の映画見て、気づかないまんまてんぱって今喋ってる可能性も充分にあるしね。』
・・・無いとは思うが、今回は、そこんとこ正直自信が無いんだよな。
『でさ管理人。今日の話題を閉める前に、今回何本か見た作品の中でちょいと皆さんに後日ご紹介したい映画の写真だけ貼っておきたい。』
ほう。
『これのジャパン・プレミアに行ってきたんだけどね・・・。』
http://plaza.rakuten.co.jp/timemachine2005/
・・・何、この映画?
『ツービーコンティニュー♪』
さいですか。
るーちゃん、踊る大捜査線スピンオフ映画について考える [映画]
<注>
今回は映画「容疑者 室井慎次」「交渉人 真下正義」についてのお話です。
ストーリーのネタバレはほぼありませんが、事前に映画の感想を御覧になりたくない方は、
本日はひとつスルーでお願いします・・・。
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『・・・と、いうわけで、遅まきながら見てまいりました。』
http://www.odoru-legend.com/
((C) 2005 Fuji Television / ROBOT / TOHO / SPWT)
ほほう。悩んでたアレな。
http://blog.so-net.ne.jp/natsblog/2005-08-18-1
どうだい、面白かったでしょ。フジサンケイ映画に外れ無しだよ。ねえ、るーちゃん。
『ちょっと君、あとで体育館の裏まで来るよろし。』
おや、ご不満のようね。
『とりあえず、るーちゃんがこれを買うつもりなほど大ファンである事を前提として聞いて欲しいのだけど。』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000AXQQF0/sonet0f-22/ref%3Dnosim/249-2057270-6349906
うん。聞こうか。
『その前にまず牛丼について考えてみて欲しいんだ。』
・・・えーと、どんな関係があるのか判らないがとりあえず参考画像。
((C)神戸らんぷ亭)
http://www.kobelamptei.co.jp/
『牛丼はお肉とタマネギで出来ています。』
・・・タレとご飯は?紅しょうがは?
『むし。ともかく牛丼!お肉も脂身たっぷりでおいしいし、タマネギもとろけそうな甘みでたまりません。』
ああ、久しくご無沙汰だから食いたくなってきたなあ・・・。それで?
『でも突如その牛丼が諸般の事情でお客様に提供出来なくなってしまったと思いねぇ。』
・・・やっぱりあれかね、それはチンタオさん近辺の事情なのかねえ。
『かえるだからよくわかりません。ともあれ、そんな窮地に立たされた熱心な牛丼やさんは考えたと思うんだ。』
(↓ 熱心な牛丼屋さんの元締さんご近影。)
http://www.odoru-legend.com/negotiator/news/kamep02.php
『・・・何とかお客様に牛丼らしきものをご提供できないものだろうかと(邪推)。』
ほほう。・・・まあ続けて。
『お肉もおいしい、タマネギも美味。ならばそれぞれ別皿でも充分美味の筈なのでは。』
((C)神戸らんぷ亭)
http://www.kobelamptei.co.jp/
・・・わかった。その例えはこういう話か。
お肉が「演出家本広監督お得意の大ハリウッド風アクション」で、
タマネギが「脚本家君塚さん十八番の人間ドラマ」 ってことかい。
『そうそう。今回は別皿しかも特盛りでご提供ってことかと。』
で、肝心の感想は?美味しかったかい、るーちゃん?
『うーん、完食したはしたけど、僕はいつもの牛丼が食べたかったんで腑に落ちなかったよ。特にタマネギ丼のほうは“ああ、これが澤田鎌作さんの演出だったらなあ・・・”と苦しみながら何とか食べた。 』
まったく、わがままなお客さんですなぁ君は・・。
『あと、敵がオタクって話はもう法律で禁止すべきだと思うんで、そのむね関係各方面に通達しといて欲しいんだけどね。 』
知らんわい。
るーちゃん、踊る大捜査線について考える [映画]
ビデオでも見ようか・・・と思っていたら、
同居人こと名誉管理人(代理から昇格)が占拠していました。
またかいな。
で、何見てんの。
『これ。』
踊る大捜査線(正・続)じゃないか。ひょっとして予習?
http://www.odoru-legend.com/
『よしゅー。』
♪ラブサンバディトゥナイ~
・・・いいよなあ、映画の1作目はいつ見ても泣けるよなあ。
『あのさ』
何。
『画面キャプチャくらいしようよ。』
るせえ。
『でも2作目はどうしてあんな事になっちゃったんだろうね?』
何のかの言いながらしっかり観てるじゃないか。DVDも持ってるし。
『でも赤いほうはすぐ売っちゃった。』
中古で売ったら630円。世の中をあれでまた一つ学んだよな。
『白いほうが面白いよ。』
音とかテンポとかか?それとも、オマケの多さ?
『それもある。余分なシーン削ってるし。それに含蓄のないコメンタリーが入っていないとこがいい。』
・・・ま、まあフジの人らのサービス精神満載だったじゃないか。いいんだよ。ああいうものなの。
『うーん。監督さんが、ある謎めいた場面について「意味なんて考えてません、みんなで考えてくれ」って発言があったじゃない。』
あったっけ。
『あったよ。でも作った人らがそんな事言ってるから、そこに限らず全編で個々の描写がバラバラになっちゃったのではなかろうか。』
“組織”とか“献血”とか“吸血鬼”とか“トンネル”とかか?
『うん。それに岡村隆史への愛が足りないのが気に入らない。』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E6%9D%91%E9%9A%86%E5%8F%B2
あいぃー?
『笑かし役以下だもん。本当なら雪乃さん相手にカンフーしたっていいんだ。』
・・・踊る大捜査線じゃなくなるぞ、それ。類似品があるけどこっちは見たの?
http://www.tv-asahi.co.jp/sniper-movie/
『あれは面白そうなにおいがしなかったのでスルーしたよ。』
(よくもまあしれっと・・・)におい?
『うん。においでわかる。たまに外すけど。』
http://dannythedog.jp/
そりゃまた外したねえ。
『あれほど面白そうな話なのにねえ。』
気づくべきだったんだよ、脚本リュック・ベッソンて時点で。
『奇跡が起きるかとおもったんだよ。』
奇跡ねえ・・・。
『さ、踊る大捜査線むーびー2の話に戻ろうか。』
(5歳の受け答えじゃないな・・・)うん。派手でよかったんじゃないか?
これだけ物量で押せ押せの映画は、『踊る』以外出来ないでしょ。キャラみんな立ってたよ。
『立ってりゃいいってもんでもないのでは。』
・・・一理あるような気がしてきたな。
『んとね、るーちゃんはね、ねじれが出てきているような気がするの。』
ねじれ?
『そう。作っている人たちはマイケル・ベイとか何とかブラッカイマーみたいな事をしたいんだろうけど、「踊る」って本来、そういう話じゃないじゃない。テロリストを殺しちゃうとかいう話は出来ないよね。』
うん。
『湾岸署の刑事さんが、縦割り組織と格闘しながら犯罪を追うお仕事を―――っていう話をやろうとしてたわけでしょ。』
うん。
『犯人も個人のインディーズ犯罪者中心で。暴力団とかマフィアとか西部警察(例)みたいな大嘘はやめとこうってとこから始まったんだよね、確か。』
(・・・インディーズ?何だそりゃ)まあ、そうだな。
『でも、映画は一回こっきりじゃない。』
うん。
『やっぱり派手にマイケル・ベイをやりたいのが人情だと思うんだ。金あるし。』
そうかねえ。
『でも世界観を崩さないためには、犯人は個人でなくちゃいけない。』
そりゃそうだ。・・・それが「ねじれ」か。
『うん。』
そうかねえ・・・?
『犯人を“大掛かりな犯罪を犯せる”ほどの“専門性のある”“ひねくれた個人”にすれば万事解決。だから毎回映画の犯人はオタクでいきまっしょいって事になってしまったのではと』
・・・オタクだと各方面から文句も出ないって事もあるんじゃないか?
もちろん、ある程度社会的にタイムリーな犯人像であることは認めざるを得ないけど。
湾岸署は思想犯や政治犯、企業犯罪を追わないよ。追いたくても。
『人間のテレビ局っていろいろ面倒なんだねえ。かえるだから良くわかんないけど。』
(お前なあ・・・)まあテレビ局に限らずどこだって面倒なもんよ。
君の言うその“ねじれ”を解消すべく、スピンオフして新しい可能性を模索せんって事なんじゃないのか?
http://www.odoru-legend.com/
『そだね。お金は全然集めやすいしね。このほうが。』
ミもフタもないってば。でもこの人たちはちゃーんとオリジナルも作ってるんだぞ。
http://www.507.jp/index.html
『みたみた。潜る大捜査線でしょ。』
違うわい。
『樋口さんには言っておきたいことが山とあるけど今日は言及しないでおくと伝えてほしい。』
俺面識ないよ。
『日本沈没1999はヌルくするなとだけ伝えてもらえれば。』
面識ないって言っとろうが!しかもわざとタイトルを間違えたろう、今!
『ふーん。』
無視すんな。ところで手に持ってるのは何だ?
『けん。』
・・・何悩んでんのさ。
『あのね。においを必死でかいでるんだけどね・・・。』
もういい、分かった。